昭和の前半の時代に関しては、ほとんどの方が20歳前後で結婚していました。
遅くても25歳までに結婚していたのです。
一方で、現在の平成の時代では25歳までに結婚するだけでも早いと感じられるほどです。
最近では30歳前後で結婚する方が増えている、といった状況も生まれているわけです。
こちらでは、晩婚化が進んでしまった理由について明らかにします。
■高学歴な人が増えた
・女性も大学に進学する時代になった
学生結婚が多いのであれば、晩婚化にはならないかもしれません。
しかし、学生結婚する方はまれです。
基本的に学生を終えて働き始め、その後に結婚があるわけです。
近年では、男性だけでなく女性が大学に行くことも珍しくありません。
大学まで行けば22歳まで学生なわけです。
その後3年間働いたとして25歳になってしまいます。
以前は高卒の女性が多かったわけです。
18歳まで学生で、その後3年間働いたとしても21歳ですよね。
学歴が向上した、というのも晩婚化が進んでいる理由の一つに入ってきます。
■女性の収入が増えて生活できるようになった
・女性が一人暮らしすることも珍しくなくなった
いまだに男性のほうが高収入であることは確かですが、以前よりは女性も稼ぎやすくなりました。
一人暮らしする分には、十分すぎるほどの稼ぎを獲得している例も少なくありません。
中には、一人暮らしをしつつも毎月10万円の貯金をしている女性もいるほどです。
以前は女性の働き口もなく、結婚をして生活していく、といった事もありました。
しかし、現代では、生活するために結婚をする、といったことをしなくても済むようになったわけです。
これもまた晩婚化が進んでいる理由に入っています。
■子供を育てる環境が整っていない
・子供を作ることに対する抵抗感がある
社会的な問題もはらんでいます。
保育所などが少ないことにより、子供を作った後の生活が難しいケースが多くあるわけです。
結婚して子供を得ようと思うカップルが多いですが、なかなか理想と現実がマッチングしません。
結婚をしたとしても子供を育てるのが難しいとなると、無理をして結婚する必要はない、といった考え方に至ってしまうわけです。
晩婚化と少子はセットでもあるわけです。
社会的に解決をしなければならない大きな問題です。
■男性の自信がなくなっている
・家計を支える自信がない男性が増えている
自信がないだけではありません。
実質的に収入も落ちているのです。
近年では非正規社員が多くなり、収入も不安定です。
結婚後の生活を考えると20代ではまだ出来ない、と考えてしまう方が増えています。
正規社員と収入の安定度が大きく異なるのが非正規社員の現実なのです。